イギリス大好き　　だから英国風スタイル＠ＪＡＰＡＮ　
エッセイ　英国風景を探して・・・


那須高原
セント・ミッシェル教会　＆ステンドグラス美術館
緑の中にたたずむゴシック様式の教会

那須高原の一角にイギリスを見つけた。 木立の中の敷地に、ゴシック様式と石造りの建物が並ぶ。 セント・ミッシェル教会とステンドグラス美術館だ。 1995年に開堂したセント・ミッシェル教会は、 ウエールズ地方のニューポートに実在した オールセント教会から受け継いだステンドグラスに説教台、 そしてパイプオルガンなど、 その調度品や扉にいたるまですべてを譲り受けたという。 祭壇の上部の5連のステンドグラスは 光をいっぱい浴びて、輝いていた。 しばらく教会を出たり入ったり見学していると アンティーク風に仕上げた一台のクルマが入ってきた。 これから挙式を考えているカップルのようだ。 ここで挙式をあげられたカップルは 2007年8月現在で7300組を超えるという。 イギリスの風を感じる祭壇で、 聖歌隊とパイプオルガンの音色の中で誓い合う こんな教会で式を挙げてみたい。
敷地内は庭園となっていて、 イングリッシュガーデンに興味がある人にも見ごたえがある。 ペットの散歩にも優雅な気持ちになる。 カントリーショップとティショップが隣接されており、 ステンドグラスのお土産品などが販売されている。
スクエア芝生の中庭がある石造りの ステンドグラス美術館へ入館した。 館内には、3つの礼拝堂があり、 それぞれのステンドグラスは必見だ。 またそのうち２つの礼拝堂では、 オルゴール演奏とパイプオルガン演奏が定期的に行われている。 オルゴール演奏では、ドイツ製オルゴールを聞かせてくれた。 ビートルズなど近年の音楽もあった。 生演奏に使われるパイプオルガンは、 1800年代のイギリス製で実際に教会で奏でられていたもの。 重厚で厳粛な音が礼拝堂内に響き渡った。 おなかにずしりとくる。 展示室には19世紀のアンティークや書籍、絵画、 キリスト教にまつわる石像など、 みどころはたくさん。 噴水のある庭園でゆったりした後、 昼食がてらティショップへ。 店内とガーデンテラスに席があり、 ペット連れということもあり、ガーデンテラスに席をとった。 スパゲッティとアフタヌーンティセット。 そしてパンナコッタを注文。 パンフレットには、このパンナコッタは、 皇太子ご一家がお召し上がりになり、 とても好評であったと書かれていた。 スパゲッティがくるやいなや、 優雅に味わう間もなく、お皿はあっという間に空になった。 子供は正直だ。おいしいものには目がない。 そんな姿を横目に、 アフタニューンティセットとパンナコッタで 大人の時間を過ごした。 そう子供の面倒にペットの面倒と、 かなりあわただしかったが、 少しでも至福の時間を味わいたい。 館内でアンケートが気になった子供は氏名住所を記入し、 受付に提出していた。 次回割引とステンドグラスの絵葉書をプレゼントに頂いた。 それだけでもすごいと思っていたところ、 4-5日後、子供宛てにお礼のはがきが届いた。 こんな気の利いたサービスに、また訪れてみたいと強く思った。

那須高原　セント･ミッシェル教会＆ステンドグラス美術館 〒325-0302　　栃木県那須町高久丙1790 ＴＥＬ　0287-76-1322（セント・ミッシェル教会） http://www.michaelresort.com

ガレージ　フジックス・オートトップへ
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