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F! Racing Team アイドラーズクラブ 3時間耐久レース in ツインリングもてぎ 参 戦 記 2005年3月6日(日) |
3月6日(日)に実施された、今期の耐久開幕戦、アイドラーズのMINI & フェローズ3時間耐久レースに、Club F! Racing Team で参戦してきました。昨年の11月と一緒で、出場車はミニが半分ぐらい、後はヒストリックからポルシェから国産から軽までごちゃ混ぜ耐久です。 | 今回はドライバーが集まらず、3名だけで行くことになりました。乗車順に、私→セブンさん→私→パンプキンパパさん。クルーとして、comさん、まつさん、パンプキンパパ家のみなさんが参加してくださいました。 ※ このホームページは画面サイズ800×600、印刷サイズA4縦に最適化してあります。 |
チームマネージャーは例によって私。今回の目標は前回同様の完走に加えて「上位入賞」!。具体的には、ミニ総合で10位以内、ミニG1で3位以内が目標。作戦は、以下の3点です。 1) 例によって「無給油」 2) ドライバー数を前回の6人から4人に減らして ピットイン回数を減らす 3) 車載ラップタイムモニターでタイムを確認ながら 走ることで目標タイムが掴みやすい |
車が遅いのに上位狙いなんて夢物語に思えますが、何回も計算して立てた作戦と実績を考慮すると、十分に狙える順位です。 ドライバー4名×45分で戦う予定でしたが、結局3名しか揃わず、他の方に金銭的な負担が増えるのも申し訳ないので、私が2回乗ることにしました。 時間配分は私40分⇒セブンさん50分⇒私40分⇒パンプキンパパさん50分。今回サインボードを忘れてしまったので、私は自分の走行時には腕時計で時間を計り、他の方にはタオルを振るというサインです(笑)。 |
スケジュール |
時間 | 内容 | ドライバー | ピット/サポート/写真撮影 |
7:00 | 集合 | 守谷SA | |
8:30 | 到着/受付 | スターティンググリッド抽選 | |
9:10〜9:40 | ブリーフィング | ドライバー全員 | サポートスタッフは車検準備 |
9:50〜10:30 | 車検 | comさん、マツさん | 車検場にて |
12:40 | 出走待機/グリッド整列 | 全員 | |
13:12〜13:42 | スタート/第1ドライバー | 私 | |
13:42〜14:35 | 第2ドライバー | セブンさん | |
14:35〜15:10 | 第3ドライバー | 私 | |
15:10〜16:12 | 第4ドライバー/ゴール | パンプキンパパさん | |
16:50 | 表彰式 | 全員 |
前日までドカ雪。東京でも積雪という。アイドラーズのBBSでも中止はどのようにして分かるのかとか、コースにたどり着けないのでは、といった弱気な発言が目立ちました。かくいう私もその一人。ドライバーも揃わなかったし、中止なら中止で良いかなと思っていました。 しかし当日、東京は曇りだったのですが、もてぎは晴天。真冬のスキー場並みに厳しい寒さでしたが、完璧に晴れました。耐久は当日の最終レースなので、それまでに他のスプリントの車が路面を乾かしてくれるという期待も。 コース脇に積もった雪からの雪解け水がコースを横切り、コンディションは極めて難しいものになっていました。ドライバーズ・ミーティングでは、通常車輪がコースを少しはみだしても何もペナルティーはないのですが、今回に関してはコーナーのアウトもインも片輪でもはみだしたらペナルティーと、繰り返し注意されました。確かにこの日の路面状況でグラベルに出たら、泥を撒き散らすことになりますね。 |
今回の狙いは、かなり上位です。計算上は十分可能。 スターティング・グリッドは抽選ですが、4番セカンド・ローを引き当て、これもまた幸先が良い予感。メンバーで車を押してグリッドへ。そしてローリング・スタート開始。1周目で揃ったようでペースカーが離れ、スタート! 予想通りというか、いつも通り、どんどん抜かれますが、それもこれも予測の範囲ですので、ちっとも焦らず。 しかし、コースはかなり難しいコンディションで、5コーナーは雪解け水でウェットだし、Vコーナー直前には川があり川の直後でブレーキング、最終シケインも川。さらに難しくしているのは、コースアウトした車が撒き散らす泥。S字コーナーは相当泥で滑りやすくなっていました。 5コーナーのようなフルウェットのところは、みんな慎重に行くので意外とスピンは少なく、逆にS字やV字や最終シケインなどはコーナーではなく手前が川なので、そのまま突っ込んでいくから、特にタイヤが冷えている間はスピンが多かったですね。そしてコースアウトした車が泥をコースに乗せて、さらに滑りやすくなるという悪循環。 |
しかし、我々はそれを味方につけて順調にレースを運びました。抜かれたと思うとそのマシンが次のコーナーでスピンしてくれるという好循環。 しかしトラブル!。スタートから35分経過後、最初のルーティン・ストップ。私からセブンさんに交代し、再スタートの時にセルが回らない。数回試した後、押しがけ。エンジンは、すぐ掛かりました。 どうも走行中にバッテリーの充電が悪いようで、ピットインしてエンジンを止めるとダメ。低回転で走っている時には充電できているなので、高回転だとダメなようです。 次は55分後、セブンさんから私。セルがダメなら押しがけと決めていましたが、今回はオフィシャルに押しがけはダメと制止されてしまいました。そこでピット内に押してバック。ここで本当はダメなのかもしれませんが、バックでパドックへ出すふりをして、バックしながら押しがけ。エンジンがスタートしたので、再びレースへ。 35分後、私からパンプキンパパさんの時にも同じでした。今回はなかなかエンジンがかからず、前に押したり後ろに押したりを数回繰り返して3回目かな、ようやくエンジンがスタート。一同ヘタリこみました・・・。 それ以外は、作戦通りのレース展開。1時間経過後の順位はミニ20台中14位。2時間経過後の順位は12位。レースにタラレバは無しですが、この2回のピットインでのタイムロスは、約3分でしたので、それがなければ10位ぐらい。しかしまだ給油するチームもあり、狙い通りシングルフィニッシュ目前。 しかし・・・。この時まで、上記の「コンディション」と、この「トラブル発生!」が、ドラマのクライマックスに向けての伏線であったこととは、つゆ知らず・・・。 最後のドラマが待っていたのです。 |
ピットアウトしたパンプキンパパさんがホームストレッチに帰ってこない。「どうしたどうした」で10分、モニターに写るコースを探して10分経過。でも帰ってこず。その時、パドックにいたcomさんが「帰ってきた!」。なんとレッカー車に引かれて生還。「コンディション」の通りVコーナー手前の川に乗ってスピン。「トラブル発生!」の通りセルが回らず。押しがけ再スタートに時間がかかりタイヤが冷えたのも原因でしょう。あえなくコース外に出されることに。どおりでモニターに写らないはず。私も最初のドライブの時より2回目のドライブの時、コースがますます濡れ、泥で荒れて滑りやすくなったと感じました。最終シケインで数回大きく滑ったし。 生還したマシンを今度はバッテリーコードで生き返らせて再スタート。パンプキンパパさんは再度元気に走り出しました。これ以降はトラブルなし。 そしてトラブルを抱えただけに感動のフィニッシュ。耐久らしく全員ピットウォールで出迎えました。 続く表彰式は、19位と20位のチームが欠席で、我々は最初に呼ばれましたが、パンプキンパパ家のお子さんが記念の楯を受け取りに行ってくれたおかげで、Club F! レーシングチームは暖かい拍手をいただきました。 RESULT的には我々の望んだ結末では無かったけれど、一時は完走という目標さえ怪しかったので、結果的には上出来と言えるのではないでしょうか。押しがけでヘタばったドライバーとサポートクルーの皆さんに拍手!パチパチ 今後の展望としては、長時間の耐久レース出場は?です。作戦的には長時間耐久なら上位入賞が望めますが、年間シリーズ戦ですから、特にドライバーが計画的・継続的に集まらないとすると、シリーズを戦う意味がないので仕方ないですね。残念ながらチームにまだ3時間以上を戦う力がないということでしょう。 |
2005.3.6 アイドラーズ 3時間耐久 in ツインリングもてぎ result |
MINI全体 18位/(完走)20台/(出走)20台 | G1(ノーマル)クラス 7位/(完走)7台/(出走) 7台 | |
備考 MINI優勝 G3 2'36.706 57周 MINI-G1トップ 2'55.162 56周 |
MINI class Result | ||||||||||
Pos | No. | Cls-Pos | Team | Car Name | Lap | Total | Delay | Best | ||
18 | 310 | G1 | 7 | CLUB F! Racing | CLUB F! Racing Mini 1000N | 43 | 3:01'00.673 | 14Laps | 3'12.356 | |
Best Time No.96 泰夢レーシング 2'32.292 |
全体総合 47位/(完走)56台/(出走)57台 | ||
備考 総合優勝 BMW ベストラップ 2'30.545 |
周回数 | タイム | 備考 | 周回数 | タイム | 備考 | ||
第0周 | ローリングスタート | 第22周 | 3'23.385 | ||||
第1周 | 3'21.472 | 第23周 | 3'24.450 | ||||
第2周 | 3'19.492 | 第24周 | 3'56.583 | pit in | |||
第3周 | 3'14.773 | 第25周 | 6'52.140 | pit out, safty car | |||
第4周 | 3'15.924 | 第26周 | 5'39.517 | safty car | |||
第5周 | 3'12.927 | 第27周 | 5'23.229 | safty car | |||
第6周 | 3'13.785 | 第28周 | 3'30.811 | ||||
第7周 | 3'14.916 | 第29周 | 3'22.459 | ||||
第8周 | 3'12.479 | 第30周 | 3'17.420 | ||||
第9周 | 3'21.340 | pit in | 第31周 | 3'15.119 | |||
第10周 | 4'40.100 | pit out | 第32周 | 3'23.180 | pit in | ||
第11周 | 3'24.764 | 第33周 | 27'51.340 | pit out | |||
第12周 | 3'21.190 | 第34周 | 5'34.200 | ||||
第13周 | 3'21.285 | 第35周 | 3'33.580 | ||||
第14周 | 3'18.722 | 第36周 | 3'28.710 | ||||
第15周 | 3'20.443 | 第37周 | 3'27.950 | ||||
第16周 | 3'17.235 | 第38周 | 3'24.010 | ||||
第17周 | 3'16.704 | 第39周 | 3'26.250 | ||||
第18周 | 3'18.864 | 第40周 | 3'27.130 | ラップライムモニターの タイムアウトにより、 計算(平均)値 | |||
第19周 | 3'23.379 | 第41周 | 3'27.130 | ||||
第20周 | 3'24.353 | 第42周 | 3'27.130 | ||||
第21周 | 3'23.674 | 第43周 | 3'27.130 |
次の目標は12時間耐久完走! (ドライバーが集まれば・・・) |